オタクもすなるはてブロといふもの

なんとなく語りたいときと、現場に行ったとき。

今こそ伝えたいジャニーズWESTの魅力

ジャニーズWEST 2023 Tour POWER が無事に全公演終演した(メンバーが体調不良で休んだ回があるので厳密には無事ではない)。

本ツアーの途中でコロナが5類移行となり、久しぶりにマスクなし、声出しOKのライブに参加することができた。席運がよかったのもあるが、改めてグループの魅力再発見となるいいライブだった。

ということで、改めてもっと多くの人にジャニーズWESTを知ってもらいたい!と思ったので、他グル推しや他界隈のオタク向けに紹介する。

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ジャニーズWESTとは

2014年4月にCDデビューした7人組アイドルグループ。略称はジャニスト。ファンの呼び名は「ジャス民」。グループ名の通り関西ジャニーズで、関ジャニ∞の後輩でなにわ男子の先輩。デビュー曲は、みんな一度は聴いたことあるであろう「ええじゃないか」。グループ内年齢差は最大9歳だが、ほぼ全員がお互いを呼び捨てもしくはニックネームで呼んでおり、仲のよさが売り。

自分達で「デビューしたい」と社長に直談判した上でデビューを掴み取った異例のグループ。元々7人でデビュー予定だったが2013→2014のジャニーズカウントダウンでは急に4人グループでのデビューが発表されるという地獄のような事態に。またもや直談判し、最終的に7人でのデビューが叶った。このあたりの紆余曲折はWikipediaに非常にわかりやすく書いてあるので気になる人は参照してほしい。

また、カウコンを経て7人でのデビューが正式に発表されたのは、2014年2月の舞台「なにわ侍 ハローTokyo」。芝居の内容は、関西らしくコメディ要素はあるものの、4人でのデビューを告げられたメンバーが7人でのデビューを目指して奮闘するというなかなかにヘビーなもの。DVDが発売されているので、もし沼ったら必ず見てもらいたい。

 

メンバー紹介

重岡大毅(しげおか だいき) 30歳

不動のセンター。呼び名はしげ。おかんには"小僧"と呼ばれている。

ドラマによく出ているため芝居のイメージが強いと思うが、実はピアノを弾きこなし、グループの楽曲を作詞作曲することも最近は多々あり。とにかくアツい男で、天性のアイドルという感じ。メンバーといるときは基本ずっとふざけている。歯が多い。Sexy Zone中島健人Snow Manの岩本照と仲がいい。

 

桐山照史(きりやま あきと) 33歳

ジャニーズWESTデブ大食い担当。固定の自己紹介として「趣味はダイエット、特技はリバウンド」と言っている。沖縄が好きで年中日焼けしている。

グループ内で最もキャリアが長い(濵田も入所同期)。体型はプーさんっぽいが、下積みが長いこともありダンスはキレキレ、アクロバットもできる。とにかく優しい、みんなのリア恋枠。場を仕切ることも多いアニキ。中間とはJr時代からずっとシンメで、グループ内で唯一、中間のことを「淳太くん」と君づけで呼んでいる。歌も芝居もマルチにこなし、ドラマ出演や舞台主演が定期的にある。笑い方のクセがスゴい。

 

中間淳太(なかま じゅんた) 35歳

グループ最年長のブレーン担当。台湾ハーフで在住歴もあり、中国語が話せる。最終学歴は関西学院大学社会学部卒業で、クイズ番組や情報番組に多く出演している。

ライブで見るとテレビでの印象とは違い、一番アイドルっぽい。年齢を感じさせない丁寧な踊り方と高い経験値による表情の使い分けが魅力。メンバー内ではツッコミ担当でありながら常にいじられキャラ。主に重岡と小瀧からイジられまくっている。かなり重度のディズニーオタクで、インパすることを「Dに帰る」と表現している。

 

神山智洋(かみやま ともひろ) 29歳

みんなのオカン。呼び名は神ちゃん。チビに見えるがまわりが大きいだけで、ちゃんと170cmはある。

歌、ダンス、アクロバット、楽器、芝居、料理、モノマネなど、何をやらせてもで高いスキルを発揮。YouTubeの料理系企画ではよく「店で出せる」とメンバーから評価されている。作曲や振付を手掛けた楽曲もいくつかあり、関西Jrへの楽曲/振付提供なども行っている。完璧人間っぽいが、海外が怖いなどナイーブな一面もある。歌がめっちゃ上手い版の来栖翔。

 

藤井流星(ふじい りゅうせい) 29歳

笑いの神に愛されたド天然。「藤井流星 天然エピソード」で検索すればいくらでも出てくるが、私が一番好きなのは"マスクをしたままヤクルトを飲んで全部こぼした"話。

ジャニーズWESTのライブの演出は藤井が担当している。顔がいいのでグループ内ではビジュアル担当だが、演技には定評があり、二枚目ではない演技力の求められる役もよくやっている印象。グループの下ハモを担う。妹はE-girls藤井萩花藤井夏恋。流星の女装はほぼ萩花である。嵐の相葉雅紀のことが大好きで、電話帳に「天使ちゃん」と登録しているらしい。

 

濵田崇裕(はまだ たかひろ) 34歳

藤井とはまた違った方面で天然を炸裂させる愛されキャラ。何かとオチ要員にされている。呼び名は濵ちゃん。桐山とはオーディションからずっと一緒の同期。

基本的にネタキャラ扱いされているがパフォーマンススキルは高く、歌、ダンス、アクロバット、楽器、芝居、なんでもできる。スカッとや鬼レンへの出演で、歌うまジャニーズとして浸透しつつある。ここ数年はマジックと英会話を勉強しており、とにかく努力の人。顔が麒麟の田村に似ているが、麒麟の川島からめちゃかわいがられている。バス釣りが趣味でKis-My-Ft2の玉森は釣り仲間。

 

小瀧望(こたき のぞむ) 26歳

グループ最年少。キャッチコピーは国民的弟、2.5枚目。呼び名はのんちゃん。冠番組「リア突WEST」ではギャガー小瀧と言われている。

地声がいわゆる"いい声"だが、歌声が甘々。芯のある声、歌い方のため、舞台やミュージカルにも出演。ストレートプレイはかなりヘビーな雰囲気の作品が多く、舞台での受賞歴もあり実力派。とても真面目で几帳面な性格で、大事な仕事の日は襟つきの服を着てきたり、手書きの字はマスに書いたんかってくらい揃ってたりと、随所に性格が表れている。国民的弟と言うだけあって後輩力、弟力が高い。

 

補足:押さえておきたいシンメやコンビなど

ばど(桐山&中間)

Jr時代、BADというユニットを組んでおり、関ジャニ∞のバックにメインでついていた。熟年夫婦みたいな感じ、と本人が言っていた。

かみしげ(神山&重岡)、ツインタワー(藤井&小瀧)

こちらもJr時代からのシンメ。かみしげは今では供給が少ないが、先日も一緒に後輩のライブを見学しに行っており、オタクが沸き立った。ツインはプライベートでも仲が良く、お互いの実家に行ったりする。

はまかみ(濵田&神山)

楽曲で立ち位置的にシンメになりがちな実力派コンビ。2人のユニット曲「God Damn」は、歌唱力とダンスでガンガン殴り合う曲。

しげじゅん(重岡&中間)

いじる重岡といじられる中間のこと。中間は迷惑そうにしているが概ねまんざらでもない感じで、2人はお互いのことが大好き。

はまこた(濵田&小瀧)

お兄ちゃん大好き!なマンネの小瀧とめちゃめちゃ小瀧をかわいがる濵田のコンビ。小瀧は入所してきた頃だいぶ尖っており、濵田は当時小瀧のことが嫌いだった(とあとになってから本人にも話している)ところがエモい。

 

ライブについて

基本的にはアルバムツアーという形で実施されることが多いため、収録曲と最新曲を中心にアルバムコンセプトに沿った構成になっている。セットや登場がいつも凝っており、その時々のコンセプトに合っていて楽しい。

大きな特徴として、他のジャニーズグループと比べて、ファンが一緒に踊ったり声を出したりする曲が圧倒的に多い。ほぼ全てのツアーで、事前にファンクラブやTiktokに新曲の振付レクチャー動画がアップされている。ジャニストの現場に慣れていると、他Gのコンサートではアドレナリンの消化不良になる。

最近はロックナンバーが増えてきており、バンドの生演奏で歌唱するパートも多い。コロナ以前のライブでは毎回コントコーナーがあり、自分達で考えたコントを披露していたが、音楽重視になってきたこともあり、最近はコントはしていない。ただ、MCはコント並みにおもしろい。

プロフィールでも言及したが、演出は藤井が担当。中間や小瀧の案を取り入れながら考えている模様。絵が得意な桐山にアニメーション映像の原画を頼むなどメンバーの特技を活かす演出は、藤井が構成するからこそ。ジャニーズWESTのライブといえばノリノリの曲から始まるのが定番だが、コロナ禍での最初の有観客ライブでは声を出せないことを逆手にとり、しっかり聴かせるナンバーを冒頭に持ってきた。これは藤井Pの犯行である。

また、ジャニーズWESTのライブの一番の魅力は、楽曲の多様性だと個人的には思う。お祭りソングから激アツロックナンバー、EDM、王道アイドルソング、バラードまで、とにかく幅広い楽曲を楽しめる。余談だが、ジャニーズWESTの多くの曲を振付しているコレオグラファーは、あんさんぶるスターズでEden、Crazy B:、流星隊、シャッフルユニットの振付を担当している。ジャニストのライブセトリのジュークボックスっぷりは、この3グループが合同ライブをやってるイメージをしてもらえればほぼ正解。

 

曲について

おそらく多くの人がイメージするのは「ええじゃないか」「ズンドコパラダイス」など、関西弁のノリ曲かと思うが、前の項目で書いたように、とにかく楽曲ジャンルは多彩である。

もちろん、関西の感じが全面に出まくったナンバーは、ジャニーズWESTの武器であり一番の魅力だろう。初期の頃は、ノリ曲がメインでそれ以外はミディアムバラードかバラード、くらい極端な印象だった。1stアルバム(go WEST よーいドン!)はデビュー曲の候補となったものが多数収録されているため、関西風ノリ曲がほとんどである。最近は笑いのセンスが上がりすぎて、普通のかっこいいメロディにしょうもない歌詞を乗せるといった、今っぽいシュールな笑いが追求された楽曲も出している。芸人やん。

また、ジャス民的にジャニーズWESTといえば!な楽曲ジャンルのひとつに、EDM系が挙げられる。実はかなり初期からこういったタイプの楽曲を取り入れており、ライブでは定番。平均身長の高いグループのため、ガシガシ踊るナンバーはとにかくライブ映えする。もちろん、歌唱力の高いグループなのでCDでも十分楽しめるが、このタイプの曲に関してはライブで見るとぐっと解像度が上がる。

そして最近のジャニーズWESTの楽曲を語る上で外せないのが応援歌。デビュー当時20歳前後だったメンバーも、今や半分が30代。働き盛りの年齢の彼らだからこそ歌える、大人のための応援ソングは、社会人全員に聴いてもらいたい。基本的には「頑張れ!」ではなくて「一緒に頑張ろう!」というスタンス。なんでも話せる地元の幼馴染みのような良さがある。

 

おすすめの曲

・タイトル (収録CD) リリース年

※アルバム収録のあるものは、収録CDとしてアルバム名を記載。リリース年は、シングル発売年に準拠。

・POWER  (POWER) 2023

最新アルバムのリードトラック。ジャニーズWESTの"今"を知ってもらうには、とりあえずこれを聞いてほしい。個人的には、歌詞内容が庶民的なのがおすすめポイント。「ベッドよりソファにお世話になる」というフレーズ、あまりにもスッと入ってくるよね…

・僕らの理由  (サムシング・ニュー) 2021

たぶんメンバーがめっちゃ気に入ってるこの曲。存在を全肯定してくれる内容で、疲れた心にロックサウンドが沁みる。SUPER BEAVERの柳沢さんによる楽曲提供。私はSUPER BEAVERを全然知らんので、ぽさが出てるのかはわからない。

・Unlimited  (なうぇすと) 2016

初の全曲新曲アルバムとなったなうぇすとの1曲目の収録曲。ここで跳ねるかどうか、みたいなタイミングでリリースされたので、そう思って聞いてみてほしい。歌詞も曲もしっかりアイドルっぽくて、エモい。

・サムシング・ニュー  (Mixed Juice) 2021

あいみょん楽曲提供。男性目線のこういう明るいウェディングソングって珍しい気がする。あいみょんの詩曲なのでクオリティは保証されている。実はあいみょんはメジャーデビュー以前にジャニーズWESTの「Time goes by」(2015)で作詞しており、それ以来のコラボレーションとなった。こっちもめちゃくちゃ歌詞がいいのでぜひ聞いてほしい。

・Summer Dreamer  (go WEST よーいドン!) 2014

私を沼に落とした1曲。歌詞にメンバーの名前が入っているのがとてつもなくアイドル。これのいいところは、自分の名前が入ってるパートを歌うのではなく、違うメンバーがパートに割り当てられているところ。マイナー楽曲に分類されるが、ジャニーズWESTというグループをよく体現している曲だと思う。

・ボクら  (なうぇすと) 2016

トータス松本作曲、さくらももこ作詞。これを聞くと全員重岡のことが好きになる。「僕は君の陽だまりになる」というフレーズが印象的だが、とにかくその説得力がすごい。聴いたらわかる。これはさくらももこの言葉の力である。明るいポップサウンドに、優しい歌詞と優しい歌声が乗って、神曲に仕上がっている。

・PARTY MANIACS  (パリピポ) 2015

WESTにおいてEDMナンバーが定番化するきっかけになった曲(たぶん)。ミニアルバムリードトラック「パリピポアンセム」のお祭り感とは違う"パーティー"を表す、クラブミュージックでゴリゴリ踊るダンスナンバー。パブリックイメージとのギャップが大きいので、これで沼る人多数。

・ホメチギリスト  (W trouble) 2019

かわいいダンスが特徴。歌の内容が大人になったな、と感じた1曲。歌のテーマが"キラキラの青春"から、"泥臭い大人の生活の中のささやかな喜び"に変化し始めたのはこのあたりからだと思う。疲れてる社会人に聞いてほしい。おじさんとか。

・その先へ…  (go WEST よーいドン!) 2014

デビューシングルに収録されていたバラード曲。デビュー当時に聞くエモさと、初めてのドームコンサートで聞くエモさと、来年10周年を迎えて聞くエモさは全部違うものになると思う。彼らのアイドル人生のどのフェーズにもあてはまる、でもその時々で違う良さが出る1曲。

・間違っちゃいない  (WESTV!/証拠) 2018

重岡が作詞作曲。落ち込んだときに聞きたい曲。アルバム「WESTV!」で、重岡・神山・濵田のユニット曲として収録。のちにシングル「証拠」のカップリング曲として「間違っちゃいない。」というタイトルで7人ver.を収録。アレンジが変わっているので、曲の雰囲気も違ってそれぞれ楽しめる。私の主観だが、3人ver.は歌ってる本人たちが自分達に言い聞かせるようなニュアンス、7人ver.は聴く人を励ましてくれる仕上がり。

 

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おすすめ曲が多くないか?と思うが、とにかくいろんな曲があるので、どれかしか刺さるものがあるんじゃないかということで色々紹介した。

最近はフェスに出演したり、YouTubeをやったり、日曜昼に体当たり系の冠番組をやっているおかげで、若い女子以外のファンも増えてきたと感じる。Jr時代からのファンも多くて年齢層も幅広いし、POWERのライブは、今まで以上に男性客が多かった。ということで、誰でも現場に来やすいグループかと思うので、まずはYouTubeで歌なり企画なりを見てほしい。最後に、企画系でおすすめの動画を貼っておく。

ジャニオタ兼うたプリオタによるジャニオタのためのマジLOVEキングダムのススメ

現在全国の映画館で開国(上映)中の

「劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEキングダム」を初めて見たとき

私はとにかく全ジャニオタ、いや、全アイドルファンに見てもらいたいと思った。

アイドルは、二次元にいようが三次元にいようがアイドルである。

 

この手の記事はいくつか見ているが、それでも書きたい、

ジャニオタ兼うたプリオタがジャニオタに勧めたいマジLOVEキングダム!!!

長いので読みたいとこだけ読んでください。

※本編の内容にめためた触れてますがネタバレされてつまらなくなるような作品じゃないし1日3回見てもまるで飽きないむしろスルメなので予習のつもりで読んでいただきたい。

 

 

 

うた☆プリとは?

 

うたの☆プリンスさまっ♪は、PSP乙女ゲームに始まり、CD、アニメ、スマホゲームなど、各種メディア展開を行っている二次元界の大御所アイドルコンテンツである。先月9周年を迎えた老舗。

テレビアニメは1~4期まであり、それに続くアニメ作品となったのが現在公開中の映画、「マジLOVEキングダム」である。

映画とはいうもののストーリーは特になく、全編ライブ映像という業界初の試みで、ご新規さん大歓迎な内容になっている。

もちろんテレビシリーズを履修済ならエモさ100倍だが、この劇場版が初めてのうたプリ、という人は非常にラッキーなのである。履修済のオタクは、これまでテレビシリーズで見てきた成長の結果としてこのライブを見ることになるが、ライブで初見の場合、これらのテレビシリーズをこのライブに至るまでのドキュメンタリーとして楽しめる(と、出演声優さんが言っていた)。ジャニーズだって、まずはテレビやライブでパフォーマンスを見て好きになって、そこから過去のことやメイキングを調べてエモさに浸る。それと同じなのだ。

古参にも新規にも優しい、それがうたプリ。それがマジLOVEキングダム。

とりあえず映像を見てほしい。これを見終える頃には確実に入国したくなってるはず。


「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVEキングダム」スペシャルライブPV 第2弾

 

ちなみに私は初見時「美恋魂!?!?」ってなった…美恋魂のセット初めて見た時、夢の国みたいなセット 羨ましいな~って思ってたらここで夢の国建国された…

 

アイドル紹介

 

ジャニオタ向けに分かりやすく(?)説明するがめんどくさかったら読み飛ばしてほしい。アイドルの名前が分からなくたってマジLOVEキングダムは楽しめるから。

※名前の色がメンバーカラーだよ!

※劇場版はアニメベースの作品なのでこの記事ではアニメの設定に基づいて説明する。ゲームとはちょっと違うとこもある。

 

☆シャイニング事務所

ST☆RISH (スターリッシュ)

王道王子様系アイドル。アイドル養成学校"早乙女学園"出身の6人で結成、のちにセシルが加入。JUMPとキンプリとセクゾのいいとこ取り。

一十木音也(いっとき おとや)

アイドルグループでセンターになるために生まれた子。天真爛漫で笑顔が武器。ほぼゴールデンレトリバー。音也のことを嫌いな人類はいないと思う。

一ノ瀬トキヤ(いちのせ ときや)

才能溢れる上ストイックで努力家。趣味は読書。基本誰に対しても敬語。歌がめちゃめちゃ上手い。でも画伯。ドヤ顔で絵心ない芸人のような絵を描く。

聖川真斗(ひじりかわ まさと)

聖川財閥の長男。料理が得意で割烹着が似合う。魚を3枚におろせる。スマホの扱いが苦手。とても真面目で教養があり、難しい言葉を連発する。メロンパンが好き。歌声が美しすぎる。

神宮寺レン(じんぐうじ れん)

神宮寺財閥の三男。スタイルが良く、モデルとしても活躍。ものすごいフェミニストで、ネタ要素の少ない中島健人のような感じ。女性に限らず男性に対しても気配りができ、人を褒めたり立てたりするのが上手い。声がめちゃくちゃいい。

四ノ宮那月(しのみや なつき) 

北の大地が生んだゆるふわ成人男性。背はめっちゃでかいし脚が長い。眼鏡キャラ。かわいいものや小さいものが好き。動物と会話できるらしい。歌がめちゃめちゃ上手い。

来栖翔(くるす しょう)

奇抜、チビ、アツい、いつでも男気全開!しっかり者でみんなのオカン。ダンスがめっちゃくちゃ上手い。あれ、こんな人どこかにいたな?神山智洋じゃん(歌は上手くない)。手は黒のネイル、そしていつも帽子で身長を盛っている。

愛島セシル(あいじま せしる)

外タレ枠。アグナパレスという国の王子。魔法が使えるらしい。得意楽器はフルート。おにぎりが大好き。国民的孫。日本語が若干不自由なのがかわいい。

 

QUARTET NIGHT(カルテットナイト)

スタリの先輩。元々ソロで活動していたメンバーがグループを結成。全員歌声のクセが強いのにハモりが綺麗すぎるという、NEWSを彷彿とさせる歌うま集団。雰囲気はキスマイやKAT-TUNのような感じ。

寿嶺二(ことぶき れいじ)

実家が弁当屋。昭和の雰囲気漂う、子役出身のベテランアイドル。声がでかい、うるさい、でもやる時はやる男。この人がいないとQUARTET NIGHTはまとまらない。埼玉県出身という事実が全てを物語っている。ギャップ萌えの宝庫。歌が上手い。

黒崎蘭丸(くろさき らんまる)

ロックと肉とバナナが大好きな元バンドマン(ベーシスト)。没落した財閥の子なので無料、タダ、景品、賞金などの言葉に弱い。強面だが動物になつかれやすい。野良猫とすぐ仲良くなる。歌が上手い。

美風藍(みかぜ あい)

パーフェクトデータマン。QUARTET NIGHTの最年少だが正直一番大人っぽい。基本的にデータにないことには対応できない。冷淡に見えるけど意外とそうとも限らない。歌がめっちゃ上手い。実はアンドロイド。

カミュ(かみゅ)

外タレ枠。シルクパレスという寒い国の伯爵。普段は偉そうな伯爵キャラ(人のこと愚民とか貴様って呼ぶ)だがアイドルとしてのカミュは執事キャラ。でも多分ここ最近は両方ともキャラとして売り出してる感あり。スイーツが好きでコーヒーには狂ったように砂糖を入れる。すでに糖尿だと思う。でかい犬を飼っている。歌が上手い。

 

★レイジングエンターテインメント

HE★VENS(ヘヴンズ)

スタリ、カルナイとは別事務所のアイドル。荘厳で高貴な雰囲気。ストーリー初登場時は瑛一・綺羅・ナギの3人で活動しており、増員かと思いきや実はあれはSexy闇時代だったということが今回のライブで明かされた。ファンの呼び名はエンジェル。

鳳瑛一(おおとり えいいち)

カリスマ性溢れるHE★VENSのリーダー。カリスマ性まじで半端ない。顔がすごく良い。口癖は「イイ!」。SキャラぶってるがちょっとMっぽいところがあってほどよく気持ち悪い(褒めてる)。

皇綺羅(すめらぎ きら)

寡黙で、喋るときも間が多い。意外と真顔で冗談とか言う。ダンスが上手い。声が良い。

帝ナギ(みかど なぎ)

自分がかわいいことを分かっていてかわいいとか言っちゃうタイプのかわいい子。知念と岩橋を足して10倍あざとくした感じ。でも意外としっかり者で、グループ最年少ながらツッコミポジション。

鳳瑛二(おおとり えいじ)

瑛一の弟。国民的弟。めっちゃ良い子。歌がめちゃめちゃ上手くて表現力がすごい。兄さんのことが大好き。一番まともそうに見えて実は裏ボスだと思う(思う)

桐生院ヴァン(きりゅういん う゛ぁん)

変な関西弁(兵庫弁)をしゃべる底抜けに明るいムードメーカー。めっちゃ声が良い。感情表現がストレート。ずっとしゃべってる(らしい)。一人称はなぜかワイ。関西人らしい人当たりのよさ。みんなのリアコ枠。

日向大和(ひゅうが やまと)

熱血脳筋ゴリラ。歩き方も踊り方もゴリラ(褒めてる)。声の余韻がすごい。すぐ逆立ち腕立てとかする。たぶん岩本照の親友。腹筋太鼓も余裕でやれると思う。意外とファンサ量産マシーン。兄は早乙女学園の先生(現役アイドルながら事務所の役職にもついてる)。

天草シオン(あまくさ しおん)

ミステリアスなスピリチュアルボーイ。繊細で人見知り。一人称が"天草"とか"我"とか安定しない。ほとんど何言ってるか分からない。ダンスが足元おぼつかない感じでかわいい。超美人。ナギと仲良し。

 

誰が学園時代のルームメイト及びクラスメイトとか誰が誰のメンターとか誰が幼なじみとか誰が同い年かとか、エモポイントは多数あるが今は割愛。

マジLOVEキングダムはこの3グループによる合同ライブ。現実で考えるとHey!Say!JUMPとNEWSと超特急が一緒にライブをするみたいな感じである。なんて平和な世界。

 

マジLOVEキングダムの見どころ

 

ジャニオタにおススメしたい見どころは3つである。

 

構成と演出と特効

前述したとおり、この作品は全編ライブ映像である。Overtureの映像に始まり、歌、ダンス、MCなど、構成のすべてが完全にライブ。スタッフ陣が「数年後には実現可能っぽい演出」と言っているように、リアルとアンリアルがほどよく融合した上でリアリティ溢れる演出になっている。もはや映画ではなく、ライブビューイングだ。ここでは全体の流れと共にジャニオタに刺さるポイントを紹介する。

①Overture

ライブコンセプトに合った映像が流れ、メンバーが1人ずつ紹介されるムービー。ジャニーズのコンサートでも必ずと言っていいほど見る。アニメ映画によくある、オープニングテーマソングと共にお送りされるOPではなく、完全にOverture。まずここで本編への期待値が爆上がりする。そして全員顔が良すぎて目が焼ける。

②グループ楽曲&MC

Overtureからの流れでM1が始まる。この流れが最高なのでとりあえず見てほしい。M1直前にはまだ照明の当たらないステージ上でスタンバイするST☆RISHメンバーの足元や横顔のカットが入り、それ現場で見たことあるやつーーーー!!ってなる。スタリ、カルナイ、ヘヴが1曲ずつ順に披露するのだが、メインステージから花道を歩きながらファンサを繰り出しつつセンターステージに向かいサビをメンステで歌う、とか、メンステからメンバーがそれぞれ花道ダッシュで島に散らばるとか、間奏で1人ずつしゃべるとか、とにかく「あるある」な演出が多用される。カルナイの演出、四銃士じゃん??ヘヴの登場は斬新かつ衝撃的なフライング演出、通称イケメンシャンデリア、からのイケメン回転寿司である。これ早くSexy Zoneでもやってほしい。

最初のMCは全員そろってのあいさつ。ここで自己紹介があるので初心者でも安心して見てほしい。MC終盤、次の曲を披露するメンバーだけがスタンバイのために先にはけるところが最高にライブである。MC挨拶はダイジェストが公式で上がっているのでメンバー予習したい人はこれを見てから入国するとよい。


「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」スペシャルライブPV

 

③ユニットソング&MC

グループの垣根を超えたシャッフルユニットによる楽曲披露とユニットごとのMCがある。ここではそれぞれのユニットについて軽く紹介する。

 

☆Up-Down-Up!(音也・藍・ヴァン)

まずポップアップで登場した時点でアイドルすぎて涙が出る。天真爛漫な音也とムードメーカーのヴァン、冷静な藍。とてもバランスがいいユニット。とても盛り上がること必至なミディアムアッパーチューン。

 

☆エゴイスティック(那月・蘭丸・瑛一)

センステに大きな鳥かごが登場し、鳥かごの中で鎖に繋がれたメンバーたち…サビで籠を蹴破るところはマジで鳥肌が立つ。そして全員スタイルが良すぎて圧倒される。疾走感あふれるV系風なロックナンバー。

 

☆Feather in the hand(真斗・カミュ・瑛二)

歌唱力の鬼みたいなユニット。全員歌が上手い上に声が綺麗なのでハモりが本当に綺麗。めちゃめちゃ高いリフターと、水何t使ってんのみたいな噴水特効演出にも注目。多分アリーナは雨降ってる。

 

☆相愛トロイメライ(レン・嶺二・綺羅)

歌にストーリー性があってダンスも全体的にジャズ・シアターベースのミュージカル調。急に城が茨だらけになる。歌もダンスもバランスよくこなせる3人ならではのパフォーマンスという感じ。照明演出が超おしゃれ。

 

☆Colorfully Spark(翔・ナギ・シオン)

この世の"尊い"のすべてがここにある。かわいさしかない。佐藤勝利と知念侑李と高橋海人がユニットを組んだらこんな感じだと思う。コーレスが多くて楽しいが多すぎて1回目はまるでついていけないけどそれはあなたが初心者だからではなく初見だからなので安心してほしい。

 

カレイドスコープ(トキヤ・セシル・大和)

ローラースケート履いてる!キスマイか!という感じの1曲。一見バラバラな3人だけど見事なチームワークを発揮している。というか鬼のようなチームワークがないと不可能なパフォーマンスをしている。後半はホバーボードで会場内をビュンビュン飛ぶ。ちゃんと通路ハッチからボードが飛んでくるあたり芸が細かい。バクステで多量のカラースモークが爆発して正面スタンドのファンはたぶんどえらいことになってる。

 

④再びグループ楽曲&MC

これぞHE★VENSな荘厳な楽曲、QUARTET NIGHTの絆と未来を感じるエモすぎる歌と演出、ただのキラキラ王子じゃないぞとばかりにゴリゴリかっこいい楽曲を披露するST☆RISH…このへんはもう圧倒されすぎて体感5秒。見どころはそれぞれの演出。ヘヴは宙づりムービングステージでパフォーマンス(めっちゃ揺れそう)。でもKAT-TUNも去年あたりにやってたよね、宙づりムビステ。カルナイはなんかすげー機械仕掛けの歯車モチーフセットで登場する。元々はバラバラでチームワークなんて皆無だったカルナイが、歯車(1ピースでは動けない)に乗ってる…エモ…。そしてKAT-TUNオタもびっくりと話題のスタリの火柱特効!スタンド席から火柱出してるのはさすがに初めて見たしたぶんドーム燃えてる。ここはマジLOVEキングダムであって日本ではないので、消防法は適用されないのである。

3グループの楽曲披露のあとはまた全員そろってのMC。各グループがこれまでの活動を振り返り、涙なしに見ることはできない。ミリしらで見たけど泣いた、という人多数。言葉に詰まったり、永遠なんてないと現実的なことを言ったり、本当に生きたアイドルがそこにいると感じれるひととき。

 

⑤全員歌唱曲~エンディング

3グループ18人全員で披露する「マジLOVEキングダム」で本編は締めくくられる。外周フロートに乗ってのパフォーマンスは終わり感がすごくてつらい。フロートが連結して汽車の車両になり空を飛ぶのだけど、まずこの汽車Neverlandか何かで見たな?空を飛ぶってファンタジーな感じするけどHey!Say!JUMPもドームでドラゴンに乗って空を飛んだことがあるので意外と不可能ではない。

本編終了後はEDでエンドロールが流れる。ここでやっとこれが映画であったことを思い出す。ライブのショット以外にも舞台裏オフショットが出るので最後まで目が離せない。ED曲は宮野真守さんの「アンコール」。歌が上手すぎて曲が良すぎて泣く。

 

⑥アンコール

エンドロールが終了し、映倫のマークも出て、終わりかと思いきや、アンコールを叫ぶファンの声が聞こえ始め、アンコールが始まる。ライブTシャツ(実際に売ってたんだよ)を着てアンコールに出てくる…これぞアイドルのライブ。うた☆プリの始まりの曲ともいえる楽曲を披露し、もうオタクはいっぱいいっぱいになる。振りもこなしながらメンバー同士絡んだり、ファンサしたり、アンコール以外の何物でもない。

ちなみにこのアンコールは、上映2週目から追加になり、その後1週間ごとにちょっとずつ内容が変わっている。もはや映画ではない。

 

ダンス

ダンスナンバーも多くあり単純に視覚的な楽しさがあるのだが、メンバー1人1人踊り方の癖やタイミングが違ったり、ダンス上手い設定のメンバーはやっぱりダンスが上手かったりと芸が細かい。CGではない、生きたアイドルがそこにいると錯覚する。いや、錯覚じゃなくてそこにいる。ファンサなどのモーションもしっかりキャラの個性が出ているので、ストーリーがなくてもそのメンバーがどんな人かよく分かる。日本の映像技術マジで半端ない。

 

ファンの歓声と臨場感、会場のリアリティ

なんといってもマジLOVEキングダムの醍醐味はこれだと思う。前方の席に座ればアリーナ花道横、後方の席に座ればそこはスタンド席。なぜかというと、完全立体音響で、座る場所によって聞こえ方がまるで違うからである。ライブ映像に入っているファンの歓声やコーレスは、後ろの席に座った方がよく聞こえる。1人で応援上映に行っても、後ろの方なら映像内のファンの声が大きくて自分もその他大勢になった気分になれるので、なんのためらいもなく声を出せる。前の方に座ると歓声は後方から聞こえてくるし、ファンサは確実に自分が受けた感がある。普通のライブビューイングでは、ここまでの臨場感はないだろう。映像内のファンたち(現地のオタク、と私は呼んでいる)はそれぞれ違ったペンラの振り方をしているし、ちゃんとアリーナ通路やスタンドハッチ、アリーナ入り口座席取り外し部分がはっきりわかる。細部までこだわりがすごい。現地は制御ペンラが使われていて、トップアイドルのライブ会場だな、と実感できる。

先ほどちょっと触れたように、マジLOVEキングダムには通常上映とマジLOVE応援上映があり、応援上映ではペンライトやうちわの使用、歓声、コーレスがOKになっている。マジLOVEキングダムを1000%堪能するには、やはり応援上映に参加するべきである。 何度か応援上映に参加したのちに通常上映を見ると、それまで気付けなかった細部を見ることができてそれはそれで見ごたえがあり楽しい。


追記:ファンサ受けたいオタクにおすすめの席はセンターよりちょっと上手、前から3列以内。

 

マジLOVEキングダム最大のメリット

 

これはずばり、何回でも見れることだ。1日に2回、3回、上映回数分だけ見ることができる。内容が全部同じなので、ここ見逃した!ってことがあっても大丈夫。また入国すればいいのだから。

私はだいたいジャニーズのライブのあとはツイッターでレポを漁り、あーこんなことあったなーと余韻に浸るのだが、「○○のときに誰と誰がこんなことしてた!」みたいなレポを見かけて、まっっっってそれ見てない…なにそれ見たかった…みたいなことがよくある。マジLOVEキングダムは、そうなってもまたリベンジできるのだ。これは個人的には最強なシステムだと思う。

 

うた☆プリアイドル最大の魅力

 

彼らの魅力、というか強みは、「音楽」である。

"キスよりすごい音楽"というキャッチコピーと共に9年間歩み続けてきたうた☆プリは、歌を本当に大切にしているし、アイドルたちも音楽に命を懸けている。

見た目の華やかさやマルチな能力が求められるアイドル。でも、彼らは何よりも音楽を愛し、本気で音楽に向き合い、キスよりすごい音楽をファンに届けたいと思っている。

これはテレビシリーズを見ればわかるのだけど、ST☆RISH というグループが生まれたのも、QUARTET NIGHTがグループとして結束できたのも、HE★VENSが今のようなパフォーマンスができるようになったのも、全て音楽による繋がりがあったから。今回のライブMCでも、彼らが本当に音楽を信じて愛して大切にしていることが、そこかしこに表れている。音楽に情熱を注ぐアイドルの姿は美しい。

 

めちゃくちゃ長い記事になったが、これを読んで1人でも多くのジャニオタがマジLOVEキングダムに入国してくれることを願う。

絶対幸せになれるので。

キスよりすごい音楽がそこにはある。

Let's 入国!マジLOVEキングダム!

ヅカオタ見習い2年生のジャニオタがジャニオタに伝えたい宝塚の魅力

このブログ、もう2年以上更新していなかった。下書きにはVBBの記事が…(想いが溢れすぎてまとまらず投稿不可)

タイトルにある通り、ブログを更新していない間に、宝塚歌劇団にハマってしまった。
個人的に、ジャニオタには全員ヅカオタの素質があると思うし、その逆も然り。特にJr担は気を付けた方がいい。私も昨年1月に初めて見に行って、秋には遠征するに至った。
これまでの宝塚観劇を振り返りたいというのもあるので、振り返りつつダイマしていく。

☆2017年☆
月組:グランドホテル、All for One
星組:スカーレットピンパーネル、オーム・シャンティ・オーム、ベルリンわが愛
花組:邪馬台国の風、ハンナのお花屋さん
宙組:神々の土地
雪組:ひかりふる
☆2018年☆
花組:ポーの一族、あかねさす紫の花(LV)、MESSIAH、Delight Holiday(LV)
月組:カンパニー、雨に唄えばエリザベート
宙組:天は赤い河のほとり、ハッスルメイツ、異人たちのルネサンス
星組:ANOTHER WORLD

ハマって1年目から飛ばしまくり。もちろん、複数回見に行ったものもあり。

まずジャニオタのみなさんに伝えたい宝塚のいいところを挙げてみる。
・公演が定期的かつ公演期間が分かるのが早い(半年ちょっと前に演目と期間が発表される)のでお金が用意しやすい
・チケットが安い(席種が多くピンキリ)。春、夏、冬休み期間は学割チケットもあり
・当日券は立ち見券も出るのでだいたい見れる。先着順なので早起きの努力が報われる
・公演期間の約1ヶ月は週1回の休演日を除いて毎日上演。推しに会い放題
・下級生のうちから成長を楽しめる
・トップ出演公演の大千秋楽は全国の映画館でライブビューイングあり
・CS有料ではあるが宝塚専門チャンネルがある。内容/料金を考えると実質無料である
・「清く正しく美し」い世界のためスキャンダルで一喜一憂することがない
・"いつか辞める"ことが分かっている。Jrのように突然いなくなったりしない(その"いつか"が突然訪れることもある)

いいところばかり並べても仕方がないのでよくないところも挙げておく。
・主な公演場所が宝塚大劇場(兵庫県)、東京宝塚大劇場(東京都)の2箇所のため、物理的なアクセスが難しいとなかなか見れない。全ツや地方公演もあるが、チケットが全然取れない。
・CD、DVDが高い(これについてはジャニ以外の沼に行ったことある人は分かると思うけどむしろジャニーズが破格になんでも安い)
・オリジナル作品は面白くないことも多い。ただし推しが尊いのでまぁ見れる
・トップになれるかどうかがなんとなくだいたい決まっていくので希望がないことも分かってしまう(これについては良し悪し。もうトップになれないことを割りきって応援できるので私的にはむしろありがたい)
・当たり前だが1組に所属する組子(メンバー)の人数が多いため目が足りない。よって複数回見るしかない
・突然発生する組替えという恐怖のイベント。簡単に言うと、ジャニーズではJr以外ではありえない、所属グループの移籍(栄転のこともそうじゃないこともあるのでキャリア的な良し悪しは様々だが、その組で馴染んだ贔屓が他の組に行くとなると変な感じするしこっちとしてもその組に愛着があるので辛い)

…とまぁこういった感じである。どんなジャンルにもデメリットはつきものだし甘んじて受け入れよう。ちなみに、入り待ち出待ちやお茶会といった接触イベントも多数あるが、ジャニオタとの親和性があまり高くなさそうなので触れないでおく。

ヅカオタ界隈では、自担=贔屓。私は個人的に本命を贔屓、それ以外を推しと呼んでいるのでこの記事の中にそういう記載があればそういうことです。
以下、アイドルオタク目線でこうやって見ると楽しいよということを書きます。

①コンビ・シンメ萌え
どこにいってもシンメとは尊いもの。ジャニーズのような安定シンメ的なのは少ないが、同じ組に長く在籍している上級生男役はシンメ的な立ち位置が定着することもある。下級生シンメは出世絡みでいろいろとシビアだが尊い。私の推しシンメは花組の"れいまいコンビ"。柚香光(かれー)と水美舞斗(まいてぃー)、あろうことか同期である。同期でシンメなんか良いに決まってるじゃないか。2018年MESSIAHと同時上演だったショー「BEAUTIFUL GARDEN」ではついに本当にアイドルシンメとしてデビューを果たした(?)そのうちNHKで放送されるはずだから見てほしい。
そして、宝塚における究極のシンメがトップコンビである。お互いに支え合い、お互いを輝かせ合うトップコンビはもはや夫婦。だいたいは男役トップスターが上級生、娘役トップは下級生なので、年上を発揮しまくるトップスターさんと、トップスターさんの側で成長していく娘役さんの姿を見守ることができる。

②同期萌え
ジャニーズでも入所同期やJr時代のグループメイトの絆がエモいかつシコいことは周知の事実である。宝塚歌劇団の劇団員は全員、宝塚音楽学校を経て入団する。そのため、同期が40人ほどいる。5組に分けられてからも同期の仲良しエピソードは雑誌などから窺い知ることができる。同じ組の同期はこれまた出世絡みでいろいろシビアなこともあるが、基本的に尊い。同期に限らず仲良しな人はお互いの公演を見に行ってファンサ飛ばし合ったりしてることもある。かわいい。

③野口先生のショー
もう名指ししてしまうが、野口幸作という宝塚きってのオタ…もとい、演出家がいる。野口先生のショーはいつも絶妙にオタクのハートをつついてくる上、必ずといって良いほどジャニーズ風のシーンがある。先ほどれいまいがアイドルシンメデビューを果たしたと書いた花組のBGも、この野口先生のショーである。他にNHK収録があるものでは、2017年雪組のSUPER VOYAGERが先生の作品である。1度放送されているが8K放送開始前だったので多分またやる。
野口先生は過去に月組の「A-EN」という作品で、大量にジャニーズ楽曲を使用した。Sexy Zoneの「Silver moon」(月組だから)、「マワレミラクル」(客席降りのファンサ曲として使用…わかりすぎる)、そして音源化されていないKAT-TUN「ツキノミチ」渋谷すばる「永遠」。ツキノミチ~永遠については、"月組"の公演であることと"A-EN(エーエン)=永遠"というタイトルの公演であることを踏まえた天才的な使い方である。これはオタクにしかできない生業。ちなみに、Google検索で先生の名前を打つと検索候補に「野口幸作 ジャニーズ」って出る。

劇場が敷居高く感じる人には、NHKでたまに放送される大劇場公演の映像を見て欲しい。8K放送に備えて2018年の大劇場公演を収録しているのでそのうちやるはずである。NHK収録の映像やLVはトップさんがメインにうつるため、下級生推しを見つけるのが困難かもしれないが、宝塚歌劇の雰囲気は十分よくわかると思う。
私も最初は、「ゴテゴテの男役メイクに違和感感じるしときめけるのか…?」と思っていたが1度見ればそんなことはどうでもよくなる。本当に男役さんはかっこいいし娘役さんはかわいい。
そしてギャップ萌えが好きなオタクに朗報である。男役さんは私生活でもスカートを穿かないなど徹底した男役ぶりだが、舞台を降りると仕草もしゃべりも完全に女なので非常にかわいい。とにかくかわいい。

総括すると、宝塚にはジャニオタがときめく要素がありまくりだからぜひ見て欲しいということだ。
私も宝塚に関しては、ミュージカルを見に行くというより、宝塚を見に行く、という気持ちで観劇している。推しが元気で頑張ってることを確認しに行っているのである。新規の方々には、"観劇"と気負わずに、推し探しのような気持ちで沼に入ってきてほしい。

祝 単独ドーム公演

有言実行に(私の中で)定評があるジャニーズWESTの単独でのドームコンサートがついに発表された。2016年初めに「年末あたりにドームでやりたいですね」と言った通り、年末あたりにドーム公演が実現する。これに関しては有言実行というか予定調和かもしれないけども。

デビューから単独ドームまで3年弱。彼らの先輩、関ジャニ∞もデビューから約2年半で単独ドームコンサートを開催した。そう考えると妥当なタイミングな気がする。まあデビュー前に単独ドーム公演を成功させているすごいグループもあるのでこれに関してはただただグループ人気次第のようにも思う。

先ほど関ジャニ∞について記述したが、今のジャニーズWESTが、ちょうどそれくらいの頃のエイトと重なって仕方がない。重なるというか重ねたいだけ。関ジャニ∞は、デビューから約2年半後に初めての単独ドームコンサートを行い、それに付随する形で47都道府県ツアーを敢行した(付随っていうか、続編みたいなね)。当時小学生だった私も、地元県の会場にグッズを買いに行き、ラッピングトラックにメッセージを書いた記憶がある。

結局何が言いたいかというと、ジャニーズWESTのみなさん、次のツアーは47都道府県がいいです。もうとっくに決まっていることなので今さら言ってどうこうなる話ではないのだけど、「12月にドームでやって、年明けの2~3月頃から夏にかけて47都道府県ツアーをやってほしい」というのを私は半年ほど前からTwitterで再三言っているし、全県ツアーをしないならなんのためにWESTERN PARADEという曲を作ったんだ、とすら思い始めている。

今日TLを見ていた感じだと、どうやら1月中にはツアーが始まってしまうらしい。しかし彼らが2016年にリリースした曲の多くがいわゆる夏歌で、いい加減暑い時期にコンサートをやらないわけにはいかないだろう。そうなると、それぞれが個人の仕事やグループとしてのレギュラー番組をこなしながらやれるような、ちょっとゆるゆるっとしたペースで全県ツアーをやれば、オーラスの頃には初夏くらいになっているはず。そしてこれから来る夏本番に向けて「覚悟しろよSummer」と叫んでツアーを終わらせればいい。

つまり、47都道府県ツアーもありえなくはない。と考えたい。そういう意味でのone chanceじゃないのか?それは違うか。
とにかく、夏歌だらけのグループがどんなクリスマスコンサートをしてくれるのか、アルバムにソロ曲は収録されるのか…12月を心待ちにしたい。


最後に、どうでもいいが、アルバムとDVDを同時期に発売されるとチケット以上の大金が飛ぶので、嬉しいけど困る。

トリセツ

筆者のこと
・担当は生田斗真ジャニーズWEST
・とはいえ若手やJr.中心にDD
・ジャニーズにハマったきっかけはYou&Jなので思い入れ強め
・シンメを徹底的に愛する
・自担がやりたいと思ってやっていることは基本的になんでも許せる
・愛に貶しは必要不可欠だと思う
・自担を誉めるボキャブラリーが「尊い」「かわいい」「最高」くらいしかない

ブログのこと
Twitterでは飽き足らず始めてみた。ダラダラ語りたいときにダラダラ語る
・現場に行けばレポ(というより感想)も上げるかもしれない