オタクもすなるはてブロといふもの

なんとなく語りたいときと、現場に行ったとき。

ヅカオタ見習い2年生のジャニオタがジャニオタに伝えたい宝塚の魅力

このブログ、もう2年以上更新していなかった。下書きにはVBBの記事が…(想いが溢れすぎてまとまらず投稿不可)

タイトルにある通り、ブログを更新していない間に、宝塚歌劇団にハマってしまった。
個人的に、ジャニオタには全員ヅカオタの素質があると思うし、その逆も然り。特にJr担は気を付けた方がいい。私も昨年1月に初めて見に行って、秋には遠征するに至った。
これまでの宝塚観劇を振り返りたいというのもあるので、振り返りつつダイマしていく。

☆2017年☆
月組:グランドホテル、All for One
星組:スカーレットピンパーネル、オーム・シャンティ・オーム、ベルリンわが愛
花組:邪馬台国の風、ハンナのお花屋さん
宙組:神々の土地
雪組:ひかりふる
☆2018年☆
花組:ポーの一族、あかねさす紫の花(LV)、MESSIAH、Delight Holiday(LV)
月組:カンパニー、雨に唄えばエリザベート
宙組:天は赤い河のほとり、ハッスルメイツ、異人たちのルネサンス
星組:ANOTHER WORLD

ハマって1年目から飛ばしまくり。もちろん、複数回見に行ったものもあり。

まずジャニオタのみなさんに伝えたい宝塚のいいところを挙げてみる。
・公演が定期的かつ公演期間が分かるのが早い(半年ちょっと前に演目と期間が発表される)のでお金が用意しやすい
・チケットが安い(席種が多くピンキリ)。春、夏、冬休み期間は学割チケットもあり
・当日券は立ち見券も出るのでだいたい見れる。先着順なので早起きの努力が報われる
・公演期間の約1ヶ月は週1回の休演日を除いて毎日上演。推しに会い放題
・下級生のうちから成長を楽しめる
・トップ出演公演の大千秋楽は全国の映画館でライブビューイングあり
・CS有料ではあるが宝塚専門チャンネルがある。内容/料金を考えると実質無料である
・「清く正しく美し」い世界のためスキャンダルで一喜一憂することがない
・"いつか辞める"ことが分かっている。Jrのように突然いなくなったりしない(その"いつか"が突然訪れることもある)

いいところばかり並べても仕方がないのでよくないところも挙げておく。
・主な公演場所が宝塚大劇場(兵庫県)、東京宝塚大劇場(東京都)の2箇所のため、物理的なアクセスが難しいとなかなか見れない。全ツや地方公演もあるが、チケットが全然取れない。
・CD、DVDが高い(これについてはジャニ以外の沼に行ったことある人は分かると思うけどむしろジャニーズが破格になんでも安い)
・オリジナル作品は面白くないことも多い。ただし推しが尊いのでまぁ見れる
・トップになれるかどうかがなんとなくだいたい決まっていくので希望がないことも分かってしまう(これについては良し悪し。もうトップになれないことを割りきって応援できるので私的にはむしろありがたい)
・当たり前だが1組に所属する組子(メンバー)の人数が多いため目が足りない。よって複数回見るしかない
・突然発生する組替えという恐怖のイベント。簡単に言うと、ジャニーズではJr以外ではありえない、所属グループの移籍(栄転のこともそうじゃないこともあるのでキャリア的な良し悪しは様々だが、その組で馴染んだ贔屓が他の組に行くとなると変な感じするしこっちとしてもその組に愛着があるので辛い)

…とまぁこういった感じである。どんなジャンルにもデメリットはつきものだし甘んじて受け入れよう。ちなみに、入り待ち出待ちやお茶会といった接触イベントも多数あるが、ジャニオタとの親和性があまり高くなさそうなので触れないでおく。

ヅカオタ界隈では、自担=贔屓。私は個人的に本命を贔屓、それ以外を推しと呼んでいるのでこの記事の中にそういう記載があればそういうことです。
以下、アイドルオタク目線でこうやって見ると楽しいよということを書きます。

①コンビ・シンメ萌え
どこにいってもシンメとは尊いもの。ジャニーズのような安定シンメ的なのは少ないが、同じ組に長く在籍している上級生男役はシンメ的な立ち位置が定着することもある。下級生シンメは出世絡みでいろいろとシビアだが尊い。私の推しシンメは花組の"れいまいコンビ"。柚香光(かれー)と水美舞斗(まいてぃー)、あろうことか同期である。同期でシンメなんか良いに決まってるじゃないか。2018年MESSIAHと同時上演だったショー「BEAUTIFUL GARDEN」ではついに本当にアイドルシンメとしてデビューを果たした(?)そのうちNHKで放送されるはずだから見てほしい。
そして、宝塚における究極のシンメがトップコンビである。お互いに支え合い、お互いを輝かせ合うトップコンビはもはや夫婦。だいたいは男役トップスターが上級生、娘役トップは下級生なので、年上を発揮しまくるトップスターさんと、トップスターさんの側で成長していく娘役さんの姿を見守ることができる。

②同期萌え
ジャニーズでも入所同期やJr時代のグループメイトの絆がエモいかつシコいことは周知の事実である。宝塚歌劇団の劇団員は全員、宝塚音楽学校を経て入団する。そのため、同期が40人ほどいる。5組に分けられてからも同期の仲良しエピソードは雑誌などから窺い知ることができる。同じ組の同期はこれまた出世絡みでいろいろシビアなこともあるが、基本的に尊い。同期に限らず仲良しな人はお互いの公演を見に行ってファンサ飛ばし合ったりしてることもある。かわいい。

③野口先生のショー
もう名指ししてしまうが、野口幸作という宝塚きってのオタ…もとい、演出家がいる。野口先生のショーはいつも絶妙にオタクのハートをつついてくる上、必ずといって良いほどジャニーズ風のシーンがある。先ほどれいまいがアイドルシンメデビューを果たしたと書いた花組のBGも、この野口先生のショーである。他にNHK収録があるものでは、2017年雪組のSUPER VOYAGERが先生の作品である。1度放送されているが8K放送開始前だったので多分またやる。
野口先生は過去に月組の「A-EN」という作品で、大量にジャニーズ楽曲を使用した。Sexy Zoneの「Silver moon」(月組だから)、「マワレミラクル」(客席降りのファンサ曲として使用…わかりすぎる)、そして音源化されていないKAT-TUN「ツキノミチ」渋谷すばる「永遠」。ツキノミチ~永遠については、"月組"の公演であることと"A-EN(エーエン)=永遠"というタイトルの公演であることを踏まえた天才的な使い方である。これはオタクにしかできない生業。ちなみに、Google検索で先生の名前を打つと検索候補に「野口幸作 ジャニーズ」って出る。

劇場が敷居高く感じる人には、NHKでたまに放送される大劇場公演の映像を見て欲しい。8K放送に備えて2018年の大劇場公演を収録しているのでそのうちやるはずである。NHK収録の映像やLVはトップさんがメインにうつるため、下級生推しを見つけるのが困難かもしれないが、宝塚歌劇の雰囲気は十分よくわかると思う。
私も最初は、「ゴテゴテの男役メイクに違和感感じるしときめけるのか…?」と思っていたが1度見ればそんなことはどうでもよくなる。本当に男役さんはかっこいいし娘役さんはかわいい。
そしてギャップ萌えが好きなオタクに朗報である。男役さんは私生活でもスカートを穿かないなど徹底した男役ぶりだが、舞台を降りると仕草もしゃべりも完全に女なので非常にかわいい。とにかくかわいい。

総括すると、宝塚にはジャニオタがときめく要素がありまくりだからぜひ見て欲しいということだ。
私も宝塚に関しては、ミュージカルを見に行くというより、宝塚を見に行く、という気持ちで観劇している。推しが元気で頑張ってることを確認しに行っているのである。新規の方々には、"観劇"と気負わずに、推し探しのような気持ちで沼に入ってきてほしい。